FAR アドバイス(1)のエントリーで書いた合格のアドバイスの補足です。
主には、私の失敗をヒントにしたあなたへの提案です。
あなたがFAR勉強計画を立てる際の参考になれば・・・
私は簿記3級を数年前に取得済み(簿記2級も学習済み)でしたが
FARの勉強中には自分の知識/実務経験不足を感じました。
覚えなければいけない事が多いので
私にとってはUSCPA4科目の中で一番辛い科目でした。
FAR勉強の失敗談・アドバイス
計画通りに勉強が進まない!
覚えられない! 覚えたと思っても忘れている!
失敗の根本原因は、FARの範囲の広さ/必要学習量の多さへの対応力不足です。
私はUSCPAの科目を理解重視で勉強しました。
FAR以外の3科目は、問題演習は2,3周で合格できましたが
(FARでは途中にAUDに専念した3ヶ月間のブランクが空いてしまった影響も大きいかもしれませんが)
FARの場合は、問題演習2,3周だけでは、十分な実力を付けるのは難しいと思います。
知識量とスピードの両方が合格に必要だからです。
復習をするタイミングは、翌日、1週間後、1ヶ月後が効果的だといいます。
その為、間違えた問題のみ、翌日もしくは1週間後に再挑戦しようと試みましたが
その方法をすると全然進みませんでした。
さくさくと問題演習をできるハイスピードタイプの方は私のアドバイスは無視してください。
私は、問題演習をするのに時間がかかるタイプだと思います。
疑問が沢山出てきて進まない事も多くありました。
前日に間違った問題を復習をしようとすると、その復習に時間がかかり、前へ進みません。
ほとんど前へ進まないうちに、1週間後の復習予定日がきてしまいます。
あまりに進まないので「何度も繰り返す」の頻度を翌日、1週間にするのは諦めました。
5周行う前提なら、3周目までは、FAR1から4まで順番にやる方法でも良いと思います。
(公会計のFAR5は5周も演習する必要のない分野だと思います。直前に一気に暗記が有効です)
もしくは、FAR1の範囲の問題演習が終わったら、FAR1の間違えた問題のみやって
次のFAR2へ移るという方法でも良いかもしれません。
とにかく何度も演習する事が大事ですが、あまり細かく復習をしようとすると
時間がかかり過ぎてしまうので注意して下さい。
自分が1章分の勉強をするのにどれくらい時間がかかるのかを記録し
その上で復習の頻度などを計画すると良いと思います。
もちろん、何周もすると、演習にかかる時間はだんだん短くなってくるはずです。
3周目ぐらいになると、自然と疑問が解消されていて、マスターできた論点も増えました。
最初の数周は、とにかく一旦やりきる事をお勧めします。
その後、苦手な分野のみ、理解する事を重視しながらゆっくり演習する
復習頻度を増やすなどの対策をするのが良いのではないでしょうか。
FER勉強時の注意事項
FARは特に量が多いので、テキストを読んですぐ後に正解した問題は
次の演習時にはすっかり忘れている事があります。
その為、間違った問題だけを何度も演習する方法は危険です。
簡単に正解した問題の知識が定着しているかの確認も大事です。
テキストを読んで覚えていれば簡単に正解が選べる問題や
重要ポイントが入っている良問には、その印のマークを付けるのもお勧めです。
例えば、テキストの暗記で解ける問題には
テキストの ”T” や 簡単の ”易”といった形です。
4科目とも、試験の直前期にテキストを総復習するのを、私はお勧めします。
直前期にテキストを読むのであれば、”T”マークの付いた問題は復習の必要はありませんね。
受験直前に見直したい問題だけに時間を割く事ができるのでお勧めです。
FAR 論点の理解
理解の話で言えば、不合格だった1回目受験の際
私は現在価値の概念をマスターしていませんでした。
再度勉強を始めた時に、しっかり理解できていなかった事に気づきました。
問題演習でつまづく度に、そのつまづきの理由や勘違いしていた点を知る事で
最後は理解できるようになりました。
深く理解しているかを意識しながら、問題演習を何度もこなす事が
合格への近道だと思います。