今まで何度かお問い合わせを受けている質問の1つが
「結婚で名字(苗字)が変わり、成績証明書の名前が旧姓の場合はどうしたら良いのでしょうか。」です。
今回はその手続き方法を紹介します。

ここでは、私の体験や読者さんから頂いた情報をもとに、方法4種類をご紹介します。

手続き方法が変更されたり、個々のケースによって違ったりということもありますので
ご自身でお問合せ等した上で、手続きを進めて下さい。

方法 1

卒業した大学に依頼し、旧姓を新姓に変更してもらいましょう!
これが一番簡単です。
ですが、その変更に対応してもらえない事も多いみたいですね。
 

方法 2

役所で英文のMarriage Certificate(戸籍謄本または戸籍抄本)を発行してもらう。
 

方法 3

方法1と方法2のどちらも不可能な場合、
その際の手続き方法(2018年7月現在)が以下です。
NASBAに問合せをし、無事に手続きを終えた方、Yさんから頂いた情報です。
 
手続きで不明点がある時は、予備校よりもNASBAに直接問合せるのが一番確かですが、
NASBAの回答は遅い事も多いので、その点は辛いですよね。
Yさんが、NASBAに問合せ時、返答の催促してから1週間程度は回答がなかったそうです…。

NIES学歴評価:姓の変更を証明するのに必要な手続き

1. 戸籍謄本または戸籍抄本を取得する
2. ATA翻訳者に、戸籍謄本または戸籍抄本の翻訳を頼む(ATAのスタンプ、サイン必須)
3. 戸籍謄本または戸籍妙本(PDFでもOK)とその翻訳書類を

翻訳者から、直接、NASBAへ郵送もしくはEメール

E-mail先: etranscriptNIES@nasba.org 
(必ず翻訳者から、直接、PDFデータを送信してもらうこと)
 
Yさんからの情報によると
日本のATA翻訳者に翻訳を依頼する場合、2週間程かかるそうですが
Yさんが依頼したアメリカの翻訳者は、2日くらいで完了したそうです。
 
日本の大学を卒業の方の場合、成績証明書と卒業証明書は日本の卒業大学から直送
戸籍謄本とその翻訳書類は、ATA翻訳者から直送の形になりますね。
 
Yさんはスキャナーを持っていないので、戸籍謄本の写真データを翻訳者に送り、
翻訳者がその写真データと翻訳書類のPDFをNASBAに送付したそうです。
 
NASBAにも、事前に、写真データでも受理可能であるという回答を貰った上で、その手順を踏んだそうですが、やはりYさんも不安だったそうで、戸籍謄本の原本は日本から郵送したそうです(笑)
その原本が届く前に、翻訳者からのメールを確認後、NASBA上のステータスでは「婚姻による姓の変更書類受理」と変わっている事が確認できたとの事なので、
戸籍謄本とその翻訳書類は、写真データ&PDFデータで一切問題ないようです。

方法 4

NIESが提供する翻訳サービスもあるそうです。
以下、氏名変更(改名)したKさんから頂いた情報です。

NIESが提供する翻訳サービス

日本語の場合:175ドル
(NIESと契約している業者が翻訳および認証業務を担当)

NIES Translation services

Kさんは、NIESに戸籍謄本原本と新しいパスポート写しを郵送で提出し、新しい名前でEvaluationを完了(2019年3月上旬)したとの事です。

Kさんの場合、結婚を理由によるものではないですが、名前が変わっているというのは同じですので
結婚で姓が変わった方も、この方法でも手続き可能だと思います。

私の場合

ちなみに、私が出願した2015年11月時点では、
旧姓時のパスポートが手元にあれば、そのコピーを提出する事で十分でした。

ただ、最初は、旧姓のパスポートが見当たらなかったんです。
海外在住の場合、日本大使館があります。
日本で取得済みの戸籍謄本で手続きをしようと考えた時、アビタスに確認した時の回答が以下でした。
 「英文の婚姻証明書を提出される場合、在〇〇日本大使館にて婚姻証明書(戸籍謄本)の英文を発行していただけるのであれば、おそらくそれで問題ないかと存じます。」

予備校に手続きの話を聞いて、”おそらく” と答えられたら不安になりますよね…(笑)

また、戸籍謄本は、自分で英訳し公証を貰うという形でもOKと、当時のアビタスは言っていました。

結局は、旧姓時のパスポートが見つかったので、そのコピーを提出する形で私は手続きをしました。

※注意事項

いずれにしても、出願手続きやラインセンス取得手続きの際には、
自分で最新情報を確認することをお勧めします。
この記事の最初にも書きましたが、
手続き方法が変更されたり、個々のケースによって違ったりということもありますので
ご自身でお問合せ等した上で、手続きを進めて下さい。

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