2017年4月開始のUSCPA新試験制度(CTB-3)の情報を以下にまとめています。

USCPA 新試験 配点率&問題数

 

全科目においてMC問題の配点比率が減少し50%になり
TBS問題の配点率が増加し50%になりました。
 ※BECでは、35%の配点を占めるTBS問題が新試験から導入され
  WC問題15%と合わせると合計50%となり、残りの50%がMC問題です。

BECとREGは試験時間が1時間増え、全科目4時間の試験となりました。

テストレット構成の変更

旧試験制度では、テストレット1~3がMCで、テストレット4がTBSでした。
新試験制度では、テストレット1と2がMCで、テストレット3~5がTBSになります。
 ※BECの場合、テストレット5がWC 

この変更は、なかなか手ごわいですね。
各テストレットにおけるタイムマネージメントが以前より重要になるでしょう。
旧試験制度時は、全TBS問題の内容をさらっと見てから
解ける問題から取り掛かる事や時間配分を決定する事ができました。
新試験制度では、TBS問題が3つのテストレットに分割される為
問題数に合わせて時間を均等に配分するのが基本戦略になりますね。

休憩制度の変更 

テストレット3の終了後、試験時間にカウントされない
15分の休憩時間(Standardized break)が与えられる事になりました。
休憩するかどうかを選択する形になります。
旧試験制度時と同様、任意のテストレット終了時に休憩をとることもできますが
その任意の休憩時間は試験時間にカウントされます。

これは受験者にとって非常に嬉しい変更です。
休憩をすると試験の残り時間が減ってしまう旧試験の制度は辛いものがありました。
時間との闘いでもある試験中、休憩するかしないかの選択で
いつも悩みましたし、後悔する事も多かったです。

問われるスキルの変更

新試験制度での大きな変更は ”Higher order skills” を問われる事です。
スキル名では ”Analysis” と ”Evaluation” と表現されていますが、AICPAはもう少し具体的に
”Critical thinking” ”Problem solving” ”Analytical ability” の3つのスキルと言っています。

旧試験制度では、Remembering and Understanding と Application (暗記と理解 及び その適用)
スキルが問われていました。
新試験制度では、Analysis (分析)とEvaluation(評価)スキルが追加で問われます。
 ※ Evaluation(評価)スキルが問われるのは、AUDのみです。

各科目で問われるスキルの配分率は、以下の表を参照ください。

AICPA発行の ”Blueprints” に、各科目の各出題分野に対して
どのスキルが問われるのかの情報が提供されています。
Analysis (分析)とEvaluation(評価)スキルが問われる分野は要注意です。
受験前にしっかり確認して下さい。

※追記※ 
Blueprintsは、AICPA発行の最新版を確認して下さい。

2019年度の試験内容(Blueprints by AICPA)

USCPA 試験 正しい情報収集が合格への第一歩

あなたは USCPA新試験の情報をどこから得ていますか?
予備校? 友人? 誰かのブログ? 掲示板?

私のブログにお越しいただきありがとうございます。
しかし
友人の話やネット上の噂など不確かな情報だけではなく
公式発表のオリジナル情報をしっかり確認する事をお勧めします。
あなたはAICPA発行のBlueprintは既にご確認済みでしょうか?
Blueprintの各科目に関する詳細部分は、テキスト/問題集を1周した後に確認すれば十分かなと思います。
学習開始前に見ても、Blueprintに出てくる内容がどこの話なのかピンとこないでしょうから。

参考

「旧制度(2017年3月まで)」と「新試験制度(2017年4月以降)」の主要な変更点について
TACの説明は、新試験と旧試験の比較など、とても分かりやすくて良いです。
http://www.cpa-tac.com/us/news/news_cbt3.html

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