USCPA全科目合格後に、Big4の監査職へ転職したNさんから転職体験談を頂きました。
転職体験談 #6
転職者:N
年齢:25歳 (2019年度25歳)
資格:USCPA全科目合格済(最終科目合格発表日: 2019年3月上旬)
簿記2級(2017年取得)
経歴:メーカー工場経理2年(経費・予算管理)
英語力:TOEIC 885点
内定先:Big4 監査(非金融) 1社
転職先:同上
勤務開始予定日:2019年7月1日
登録した転職エージェント:SACT、アビタスキャリア、DODA、
利用した転職エージェント:SACT、(アビタスキャリア)
転職活動期間:2019年3月上旬から約3週間
<転職活動に関して>
合格後すぐに転職活動を開始し、約3週間後には面接、そして内定を頂きました。
かなり駆け足で転職活動を行いましたが、理由としては2点あります。
(1)
各エージェント様から、監査法人のUSCPA採用熱が昨年程高くないということを伺っており、これから1Q後半~2QにかけてUSCPA合格者が増加していく中で、採用倍率が低い今のうちに面接を行っておいたほうがいいとアドバイスされたためです。
定期採用でどの法人もまずまずの数のJCPAを採用できたそうで、昨年程売り手市場ではなくなっているというのは事実のようです。
現に私も書類選考の段階で、1社は既にスタッフ層の人員が充足しているという理由(他にも理由があったかもしれませんが)で落とされています。
(2)
4,5月にかけて監査法人が繁忙期に入るため、面接の日程調整が難しくなることから、3月中に決着をつけたいと考えていました。
また、現在地方在住で、
4月の繁忙期中にすぐに東京へ面接に行くことが困難であったことも要因です。
面接はSkype等で対応可能な法人もありますが、監査法人側からしても、やはり実際に会って面接をしたいという想いが強いそうで、私も東京まで受けに行きました。
ただ、書類が通過した法人1社に関しては面接の日程が折り合わず、辞退しています。(第一希望の法人から内定がでていたということもあります)
USCPAが多い点、若手の意見も通りやすい風土、監査とアドバイザリーの垣根が低い点等を魅力に感じ、内定先への転職を決めました。
<Q>
Big4のうち、1社内定、1社は書類通過後に辞退、1社は書類落ちとのことですが…
残りの1社は応募しなかったのですか?
<A>
残り1社には応募していません。
選考辞退した法人の3月末に予定されていた1day選考会には行くつもりでしたが、応募者が極端に少なく(10名も集まらなかったとか…)中止になってしまいました。
■評価された(と思っている)ポイントは以下です。
(1)年齢
一般的なUSCPA合格者と比較すると若いと思いますので、評価はされたと思います。
ただ最近、監査法人では所謂スタッフ層が飽和していて、監査経験者の方を求めているというお話もお聞きしました。
(2)USCPA全科目合格
全科目合格を採用の条件としている法人もあるようです。
英語力についても評価されたとは思いますが、一番のポイントは働きながら取得できたことでしょうか。
(3)経理経験
2年という短期間ですが、工場経理の実務経験を積んでいたのは良かったと思います。
ただ年齢的に実務経験はそこまで重視されていなかったと思います。
面接でもそこまで深堀りはされませんでした。
<Maki>
監査職は、原則、USCPA全科目合格が採用対象です。
(法人によっては、トレーニー制度や契約社員での採用などで全科目合格していなくても採用される例もあり)
Nさんの場合、(1)若さと(3)工場経理経験の2つは評価のポイントになったのでしょう。
■面接では主に以下の点を、角度を変えた質問で繰り返し聞かれました。
・なぜ監査なのか(現職の経理のままではだめなのか)
・なぜうちの法人なのか
・学生時代の活動(商学部だったため研究内容等についてはかなり深堀り)
・現職について
実務経験が浅いですので、現職の業務内容についてはそれ程深く聞かれることはありませんでしたが、代わりに現職の会社を選んだ理由や学生時代のことについて深く聞かれたのが印象的でした。
やはり現職の経理から監査に移る理由は深く聞かれ、キャリアチェンジする覚悟のようなものを聞かれてたような感じでした。
【転職エージェントを選んだ理由 (各エージェントの印象など)】
アビタスキャリア:
監査法人を中心に多くの採用セミナーを開催しています。
USCPA予備校の一番手ということもあって、各法人とのパイプが一番太いと思いました。
監査法人以外にもコンサルや外資系まで幅広く求人を紹介しています。
SACT(USCPAキャリアナビ):
主に監査法人への転職に特化しています。
コンサル等の求人はあまり紹介していないようでした。
皆さんがおっしゃられていますが、担当の田島さんが信頼できました。
よくいる転職させたくてガツガツ(?)しているエージェントの方と違って、こちらの話をよく聞いた上で、最適なキャリアプランを提示してくれます
(中には敢えて転職を勧めない場合もあるのだとか)
職務経歴書の作成から面接練習まで、非常にタイトな日程でしたが、親身に対応してくれました。
<Q>
アビタスキャリアではなく、田島さんを選ばれた理由は何ですか?
<A>
監査法人への転職という面では、どちらのエージェントを使っても問題はないかと思います。
ただ、やはり初めての転職活動ということで不安もあり、自分がより信頼を置ける方はどちらかと考えたときに、それが田島さんだったということです。
多くの応募者を転職させて、自分の成果をあげたいというよりは、如何に応募者が納得のいくキャリアを選択できるか、ということを非常に重視し、こちらの話、考えをよく聞いてくれたのが印象的でしたので、田島さんに任せようと決めました。
田島さんは如何に自分の言葉でレジュメを書き、そして面接で話せるかを重視しているのか、他人のレジュメの例等をくれることはありませんでした。
(ポイント等は勿論示してくれました)
面接では自分の言葉で如何に考えを伝えるかが最重要ですので、例がない中考えるのは大変でしたが、結果的には良かったと思っています。
本当に書類の作成から面接練習まで、短期間の中でよくサポートしていただきました。
<Maki>
SACTの田島さんは、相談者のキャリアプランを第一優先に考えてくれる方なので、私も、皆さんにお勧めしています。
ただし、年齢や経歴上、転職が厳しいと判断した場合にも、そのことをハッキリ伝えられる方のようなので…
合わないと思う方がいるのは主にその点かもしれません(笑)
もちろん、内定の可能性が低いとしても、転職希望先があるのであれば、ぜひ挑戦してくださいね。
年齢や経歴上に不利な点がある方は、書類審査通過と面接での受け答えが、まさに勝負になりますので、しっかり準備してください。
その際のサポートでは、田島さんが非常に頼りになると思います。
参考記事:USCPA合格後 監査法人への転職
【転職活動者へのアドバイス】
新卒のときはどんな仕事をしたいか、という点が自分の中で明確にならず、曖昧な気持ちのまま現在の会社に入社してしまった節がありましたが、
経理という仕事、そしてUSCPAの勉強を通じて、会計の専門家として活躍していきたいという気持ちが強く芽生え、希望の監査職の内定を得ることができました。
勉強開始から合格、そして内定まで非常に長い道のりでしたが、結果的にチャレンジしてよかったかなと思っています。
勿論転職市場の熱にも上下はありますが、試験に合格すれば新たなキャリアへの道が大きく開けると思いますので、勉強や転職活動を前向きに頑張っていただきたいです。
以上。
<Maki>
他にも、転職体験談では公開していない監査法人情報を、多少は持っています。
そういった情報が知りたい方は、個別に連絡下さいね。
参考記事:
USCPA合格後 監査法人への転職
転職体験談#1 (Big4監査)
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