問題演習の際、紙ベースの問題集と、Webでの問題演習
どちらで学習すればよいですか?と何度か聞かれた事があります。
以下の事項を確認の上、両方を上手く活用して下さい。
 

Question:

問題演習の際、
紙ベースの問題集と、Webでの問題演習、どちらで学習するのがお勧めですか。

Answer:

私は、ほぼ紙ベースのみで問題演習をしていました。

アビタスは、紙ベースの問題集と全く同問題をWebでも演習できます。
新バージョンが出た際は、追加購入なしで
Web演習にて新バージョンの問題演習が可能です。
 
私が紙ベースで問題演習をした理由は、Web演習だと目が疲れるからです。
一度、実際の試験時に近い環境で演習をすべきだろうと
Web演習をしてみましたが
目が疲れやすく勉強の効率が落ちてしまうので止めました。
 
あなたの勉強する場所や好みに合わせて好きな方を選んで良いと思います。
学習が継続しやすい方法を選んでください。
 
シチュエーションに合わせて両方を上手く利用しても良いですね。
家では紙で勉強し、会社ではWebで勉強するという形でも良いと思います。
例えば、夜に演習して不正解だった問題のみ、
翌日の会社の昼休みにWebで演習するという形です。

注意事項

1. 受験時の環境理解は必須 (PC画面での操作方法/体験)

本番の試験はPC画面での受験なので、操作方法を知る為
4時間PC画面で試験を受ける状況がどんなものかを知っておく為に
試験の直前期にWeb演習もしくは模擬試験で体験しておく必要はあると思います。
 
疲れやすい私の目が、受験当日の4時間もの長い間、PC画面を見続けるのは相当疲れましたが
本番時の集中力と焦りで何とかなりました。
 
実際の試験画面の操作方法や画面はAICPAの Tutorial と Sample Tests で確認して下さい。

2. TBS問題対策としてのWeb演習は効果的

長文にわたる問題文や複数の資料を確認する必要があるTBS問題は
Web演習をする事によってPC画面でのやりづらさを体験しておくべきだと思います。
タブを移動して資料を確認したり、画面分割の機能がある事を知っておく為にも
ぜひAICPAの Tutorial と Sample Tests で確認して下さい。

紙ベースで問題演習をする際のアドバイス 

1. 問題文に線を引いたり、書き込みは一切しない

書き込みがあると、次回の演習時にヒントになってしまい、実力が測れません。
試験本番と同じ条件に近づける為、問題文のページに書き込みをするのはNGです。
問題集とは別の紙にメモや計算を書きましょう。
解説ページには、たくさん書き込みをしても問題ないですね。
私は、問題集の解説ページに、テキストの参照ページや関連問題、単語の意味、
解答のヒントといった情報をたくさんメモしていました。
メモがしやすいというのが、紙ベースでの演習の最大の利点ではないでしょうか。

戦略的メモの仕方

1. 問題集の解説ページに、
テキストの参照ページや関連問題、ヒントなどの書き込みをする
次回演習時に、参照ページやヒントの書き込みがあれば時間短縮できます。
不正解の原因分析(計算ミス/類似論点との混同)にも利用できます。
 
2. 問題の性質/難易度のメモをする
テキストを読んで覚えていれば簡単に正解が選べる問題や
重要ポイントが入っている良問には、その印のマークを付けるのもお勧めです。
 
例えば、テキストの暗記で解ける問題には
テキストの ”T” や 簡単の ”易”といった形です。
4科目とも、試験の直前期にテキストを総復習する事を私はお勧めします。 
直前期にテキストを読むのであれば、”T”マークの付いた問題は復習の必要はありませんね。
受験直前に見直したい問題だけに時間を割く事ができるのでお勧めです。
 
問題の性質や難易度を示す印は、問題集に直接書き込みをしても良いのですが、
総数の把握や復習計画を立てる際に、一覧性がない為、少し不便です。
別紙に記録を取ったほうが、後々利用しやすいと思います。 
アビタス生への補足
別紙にメモを取る際は、アビタスの資料室にある「MC問題一覧表」を利用できます。
資料室で提供されているものはPDFファイルですが、
アビタスに問い合わせればExcel版も貰えるはずなので、問い合わせてみて下さい。
(私は、多くの資料のExcel版提供をアビタスに依頼していました。)
Excel版があれば、計画を立てる際や問題演習の記録用に
自分で使いやすいように編集して利用できるので、便利です。

2. 正誤の記録は、別のノート/Web演習に行う

私は、紙ベースで演習する際に、自分が選んだ選択肢は別紙にメモをしました。
そして、Chapter毎に正誤結果をWeb演習に記録していました。
Web演習に記録する際は、正解した問題のみ、Web演習で正解の選択肢を選ぶという形です。
間違って選んだ選択肢まで記録しなくても、正答率の記録ができるからです。
Web演習に記録を演習結果を残す事は多少手間はかかりますが、以下の利点があります。
つまり、Web演習の利点ですね。
実際の問題演習時は紙ベースで行ったとしても
Web演習に記録を取る事で、紙演習でもその利点を活かす事はできます。

アビタス MC問題 Web演習の利点、効果的な利用法

利点

正答率、演習回数、正誤、演習日付などのデータが自動記録される。
正答率の低い問題のみといった形で問題演習ができる。
視覚性に優れている。

利用法

2周目、3周目の問題演習時に、条件を絞り一部の問題のみ演習する。
試験直前に自分が間違えやすい問題だけをWeb演習する。

アビタスのWeb演習では、以下のように抽出して問題演習ができます。

チェックを付けた問題
正答率(30/50/70)%の問題
演習回数(0/1/2)回の問題
正解数(0/1/2)回の問題
最終演習日から(30/15/7)日以上経った問題 

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