ブログ/メルマガの運営を通して、キャリアに関する面で一番多く受ける質問が、
「USCPAを取得したら、転職にいかせますか?」です。
定期的に同じ質問を受けるのと
それに対する私の回答は、同じなので、ブログで公開しておこうと思います。
※注意※
私は、キャリアコンサルタントではないので、情報に偏りがある可能性もあります。
ご自身で、実際の転職状況を調べてみる、実際に活動してみるという方法で、ご確認お願いします。
USCPAは転職で有利⁉ Q&A:未経験の場合
もちろん、質問者それぞれ、状況や将来のキャリアプランは違うのですが、
一番多いのが、以下のような質問者です。
<質問者>
27, 28歳
経理実務未経験から、経理職/監査法人の監査職への転職を希望
簿記3級 もしくは 簿記なし
TOEIC 500, 600点台
<私の返事の要約>
経理職は、「実務経験重視」これは間違いなし。
20代半ばであれば、未経験でも、無資格でも、転職のチャンスはあるはず。
が、20代後半で、30歳に近づけば近づくほど、未経験の場合、採用される可能性は下がる。
未経験でも、簿記1級持ちであれば、知識の深さ・即戦力に早くなれる可能性を評価されるはず。
簿記2級&USCPAは、会社の求めるスキル次第ではあるが、
実務経験不足のマイナスを埋めるほど大きな価値はないのでは?
資格はあるに越したことはないが、未経験であれば、その効果は限定的。
監査法人の監査職の場合は、USCPAがあれば、未経験でも転職可能!
ただし、現在のUSCPA売り手市場がいつまで続くかは分からない。
<結論>
経理職/監査職へのキャリアチェンジが希望なら…
今すぐ、経理職に転職すべき!では !?
転職に資格が必要なら、至急、簿記2級を取得せよ!
経理職へ転職後、簿記1級 or USCPAの取得を目指せば良い。
経理での経験を積んで、その上で資格というお墨付きを利用して
キャリアアップを目指しましょう。
<私の返事の補足>
仮に、28歳で、USCPAの学習を開始すると、
順調にいった場合で、合格するのは30歳頃でしょうか。
全科目合格していれば、BIG4の監査職に転職できる可能性も高いです。
ただし、30歳くらいまでに限る。& USCPA売り手市場が続いていればに限る。
でしょうね。
30代前半の場合、35歳に近づけば近づくほど、
BIG4に限定すると、内定が得られる可能性は低くなっていくよう
また、JCPAの人数が増えるタイミングなどがあれば
監査職を除く、会計系の職種では
30歳・未経験・USCPAでは、転職に有利とは一切思えません。
これは、私の実体験と、友人/知人の体験からの結論です。
30歳・未経験・資格なしの人に比べたら、有利になるだけです。
採用ステップ時、自分よりも、
会計実務経験あり/上位資格持ち/若い/コミュ力高 etc の人がいれば、完全にアウトです。
28歳くらいまでは、未経験でもギリギリ転職可能な年齢なのではないかと思
ですが、ずっとそのままでは、キャリアアップは厳しくなるので…
業務に慣れたら、担当業務を増やしてもらえる会社であるのがベストです。
経理実務経験者として、再転職を狙うのが良いかもしれません。
今、転職できるなら、してしまう方が、キャリアチェンジの戦略としては良いのでは?
というのが、私の考えです。
いつ転職するの? 今でしょ! (笑)を勧める背景には、
USCPAはそんな簡単に合格できる試験ではない事(高い英語力も必要)
未経験OKの監査職であっても、先の転職市場が明るいとは限らない事
この2点があるという事です。
まずは経理に転職後に、簿記やUSCPAの取得に挑戦するという戦略の方が
キャリアチェンジを目指す方にとっては、ベターな選択肢かもしれないと思っています。
※ここに書いた事は、あくまで、限られた情報をもとにした私の考えです。
ご自身で、実際の転職状況や自分の強み、目指したいキャリア像等をしっかり調査/検討し、
キャリア構築のプランを立てて下さいね!