全受験者(9割は米国人)で一番合格率が高い科目がBECです。
英語ネイティブ&会計専攻の米国人であれば簡単な科目なのでしょうか。
Wileyなど多くの米国の予備校が勧めている科目の受験順序が FAR, AUD, REG, BECなので
BEC受験者はそれまで3科目に合格済みの人である事も高い合格率の一因かもしれません。
BECは浅く広くの傾向が強い科目なので、受験対策がしづらく感じました。
他の科目と違って、ここまで仕上がれば合格っていう感覚を得にくい科目ですね。
私が重点を置いたのは、原価計算、ファイナンス、コーポレートガバナンス・内部統制です。
IT・コーポレートガバナンス・内部統制の内容は
AUDで学習済みであった内容とかなり重複しているので
実際に問題演習など試験対策に費やした時間は少なめでした。
その代わり、原価計算・ファイナンス・経済学にはかなりの時間を費やしました。
BEC合格のアドバイス
COSOは原文を読み込むのをお勧めします。
アビタスの区分でいうと、重要なのはBEC1とBEC2、BEC5ですね。
BEC1と2の原価分析・予算作成・投資判断・事業戦略などの分析・計画に
BECの6割の重点がおかれています。
ITは15-19%の出題率ですが
アビタス教材の内容をマスターすれば対策としては十分かなと思います。
IT問題は知っていないと正答を選べないので辛いですが、手を広げてもキリがないので。
私や友人の受験時の感想でも、経済学はほとんど出ないというのが多かったので
経済はテキスト・MC問題で基礎をマスターしておけば良いと思います。
アビタス問題演習時の注意点
アビタスのBEC問題数(Ver6.1)は、以下です。
MC問題: 176(BEC1)+157(BEC2)+71(BEC3)+118(BEC4)+44(BEC5) = 566問
WC問題: 6問ずつ(BEC1~5) = 30問
※BEC5の配点率は16-20%で、アビタスの問題数は44問ですが
BEC4の配点率は15-19%で、アビタスの問題数は118問です。
問題数の多さと配点率の多さは比例していません。
もちろん、分野の性質上、概念理解が重要なBEC5(Corporate Governance)より
IT用語をどれだけ多く知っているかのBEC4(IT)の方が問題数が多くなるのは必然でしょう。
問題演習を中心に試験対策をする際には、演習問題数と出題比率の関係を
確認の上、配点率の高い分野の対策が疎かにならないように気をつけて下さい。
USCPA Abitus BECテキスト(ver6.1)分類
http://america-cpa.com/234.html
USCPA BEC 配点率/戦略
http://america-cpa.com/75.html