名刺に米国公認会計士である事を記載するには、4科目の合格実績だけではなく
ライセンスを取得する必要があります。
具体的な記載方法が知りたかったので、調査してみました。
特に気になるのが、州名の記載があるかです。

名刺記載例 (日本の場合)

友人やキャリアコンサルタントに聞いたところ
「米国公認会計士(〇〇州)」「〇〇州米国公認会計士」と書かれているのが多く
Big4勤務の方の場合、全員、州名の記載がありました。

Big4以外の事務所では、州の記載の有無にばらつきがあるようです。
 
企業内経理系の方は州の記載は少ないとキャリアコンサルタントの方から聞きました。
 
英語では「USCPA admitted in 〇〇 state」と記載があるそうです。
(by EY勤務友人情報)
 

名刺記載例 (アメリカの場合)

事例(1)

とある在米日系中堅会計事務所の日本人の方と名刺交換をした際、
名刺には、名前の後にCPAと書いてありました。
どこの州かは書いてありません。
その会計事務所のHPの日本語版では、米国公認会計士(〇〇州)と州も書いてありました。
英語版には、州の記載はなく、CPAとだけしか記載がありませんでした。

私が名刺を頂いた方は、HPで確認すると、その事務所所在地の州のCPAをお持ちで
実際の記載は以下の形式でした。

Name, CPA
Partner
名前

事例(2)

事務所所在地とは別の州のCPAのみ持っている場合はどうなるのでしょうか。
実例が分かったら、こちらで報告しますね。

CPAライセンスの必要性

Managerになるには、その事務所所在地のCPAライセンスが必須ですが
採用時点やシニアスタッフレベルまでは、ライセンスは必要ではありません。
米国のDeloitte勤務の方、中小会計事務所の方にも確認済みです。
やはり、実務的には監査報告書にサインができるかどうかの違いだけで
マネージャーに昇進する要件にCPAライセンスがあるのが通常のようです。

ちなみに、Deloitteでは、3年目からシニア、
シニアになって5年後にマネージャーになるのが通常のようです。
監査法人の出世の早さはすごいですね!

米国Deloitteの方に、他州のライセンスの場合は名刺はどうなるのかを聞きましたが
名刺にはCPAと記載があるだけなので分からないと、その方は言っていました。
マネージャーになるには、事務所所在地のCPAライセンスが必須だが
それ以前は不要なので、採用/勤務上での問題は一切ないと言われました。

名刺にCPAである事を記載したい
大手監査法人のマネージャー以上に昇進したい
CPAライセンスが必要になるのは、この2つの理由のみと言えるかもしれません。

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