USCPA全科目合格後に、Big4の監査職へ転職したKYさんから転職体験談を頂きました。

転職体験談 #4

転職者:KY
年齢:24歳 (2018年度で24歳)
資格:USCPA全科目合格済み(最終科目合格発表日: 2018年9月中旬)
経歴:営業10ヶ月
実務経験詳細: なし
英語力:TOEIC 830点
内定先:Big4 監査部門 (非金融) 2法人
就職/転職先: Big4 監査部門(非金融)
勤務開始予定日:2018年12月1日
登録した転職エージェント: SACT(USCPAキャリアナビ)
利用した転職エージェント: SACT(USCPAキャリアナビ)
転職活動期間:2018年9月下旬〜10月上旬の約1ヶ月間

<転職活動に関して> 
【転職活動時の手ごたえ (USCPA合格実績の効果、年齢、実務経験、面接)】
合格の要因
(1) 年齢
一般的なUSCPA学習者/取得者に比べると、かなり若かったので評価されました。
(2) USCPA短期合格 (1年以内)
1年以内に合格したのは評価されました。
会社をやめて勉強をしたので、合格するのにもし1年以上かかってしまったらマイナスな印象な気がします。
(3) 熱意
会社を退職してリスクを背負ってまで、この業界で働きたいという気持ちは評価された気がします。
(4)営業経験
一般的なビジネスマナー等を理解していると思われるので。
また、前職が上場企業だったので変な人では無いという担保にはなったかと。

【勤務先/内定先を選んだ理由 (部門、勤務地、社風、今後の自分のキャリア戦略など)】
(1)プロフェッショナル意識の高い人が多くいるため。
USCPAはJCPAに比べると知識で劣ると思うので、最初の3年間の実務経験で知識をキャッチアップしていきたいと思いました。
そこで仕事に多くの時間を割きたいと思った時、仕事に対して一番探求心がある法人だと思ったため選びました。

(2)海外での知名度、人気度
内定を貰った2つの法人を比べた時、海外での知名度が高い方が、将来海外転職を考えたときに有利に働くと感じたため。

【転職エージェントを選んだ理由 (各エージェントの印象など)】
Makiさん、8月のUSCPAオフ会(Makiさん主催)でお会いしたBIG4勤務の方から
BIG4を狙うのであればSACTの田島さんがお勧めと聞いたので、連絡を取りました。
実際に会ってみると、とても気さくな方で相談もしやすく、具体的にファームの違い等も教えてくださいました。
また、履歴書や職務経歴書の添削も丁寧にしていただき、面接対策もしていただきました。
その訓練の結果、2つの法人から内定を頂けたので、SACTを利用してよかったと思います。
他のエージェントは利用しませんでした。

<転職活動者へのアドバイス>
USCPA学習者の方でBIG4に行きたい方はなるべく早めに動いた方がよさそうです(全科目合格前提)

11月に日本の公認会計士の論文の結果が発表される為、各ファーム受かっている可能性が高い人々に既に声をかけているらしいです。
その結果、たくさん日本の公認会計士の方が取れたらUSCPAの需要は減っていきます。

私は、本当に運がよく転職活動に成功しましたが、
少しでも遅くて各ファーム日本の公認会計士を満足がいくように取れたら、受からなかったかもしれません。
現に、PwCは、面接後に落とされました。
「公認会計士合格者を一定数採用できる見通しから、 非金融監査部門では、採用の目線が厳しくなりました。
同じような候補者(会計実務未経験のUSCPA)の場合は、他部署に推薦してください。」との話が田島さんにあったそうです。

<Makiのコメント>
KYさんは、
「会社をやめて勉強をしたので、合格するのにもし1年以上かかってしまったらマイナスな印象な気がします」
と感じたようですが…
私が以前聞いた話では、1年半くらいまでであれば、マイナスにはならないようです。
ただ、それ以上となると、マイナス視される傾向があるとの事でした。
働きながら、1年半ほどで合格する人がいますからね。
離職して2年で合格の場合は確実にマイナス視されるそうです。
以前、SACT田島さんから聞きました。

ブログや受験体験談などで何度もお伝えしていますが、予備校のいう「1年で合格」を達成する人は非常に稀です。
1年半~2年で何とか合格できたという人、それ以上かかったという人ばかりです。
たとえ退職して専念しても、1年以内で合格という方は非常に稀ですから
相当の覚悟と勝算がない限り、USCPA取得の為に退職し、その後に学習を開始するというのはお勧めしません。
残り2科目 or 最後の1科目という段階で退職し、全科目合格を確実に掴む という戦略はありかもと思います。

転職体験談#1にて
「USCPA合格後、監査法人の監査職への転職は、現時点は、売り手市場だと聞いています。
2020年のオリンピック以降は日本全体の景気の落ち込み予想もありますし、公認会計士試験合格者数との関係など
今の売り手市場がいつまで続くかはわかりませんが…。」
と書きましたが…
やはり、JCPAの採用結果が、USCPAの採用方針に大きく影響を与えるようですね。
これはタイミングという運なので、仕方ないですね。

自分ができる最大限の準備をして採用試験に臨みましょう!
採用ステップ時、「年齢、実務経験、リーダーとしての経験」自体は変えられませんが
面接での受け答えをしっかり準備する事によって、良い印象を強く与える事は可能ですよね。
SACTの田島さんは、
各法人の特徴や面接官に関する情報提供に加え、丁寧な書類・面接対策のサポート力が圧倒的だと非常に評判が良いです。
お勧めです。

他にも、転職体験談では公開していない監査法人情報を、多少は持っています。
そういった情報が知りたい方は、個別に連絡下さいね。

参考記事:
USCPA合格後 監査法人への転職
転職体験談#1 (Big4監査)

もちろん、私にご相談を頂いた際には、公開可能な範囲で、友人の事例などを紹介していますが、
キャリアコンサルタントではない為、情報量は少ないです。

また、最近は、海外就職に関してのご相談を頂く事も増えてきました。
海外就職に関しては、私の2ヶ国での就労経験&周りから見聞きした事柄だけなので、情報に偏りがある可能性は否定できませんが
良い面しか話さない転職エージェントとは違い、海外就職で気を付けるべき落とし穴の話や海外生活の良い点&悪い点などをお伝えしています。
興味のある方は、個別にメールくださいね。
 
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